目次
はじめに
現代社会は日々疲れやすい環境にあっており、日々の生活の中で様々な疲れを感じ、その疲れは人によって変わっています。
睡眠をとっているはずなのに、体がだるかったり、翌日の目覚めが悪かったり、朝起きれないほどの不調を抱えてしまう人も。

そこで無理やりに体を動かしてしまうと、さらに体を疲労させてしまい、心身共に影響を与え、メンタル面にも支障をきたす方も少なくないのです。
食事や睡眠、腸内環境などを見直していき、体の中から疲れを毎日癒して疲れ知らずの体作りを行っていきましょう。

腸内環境も疲労を左右する
疲れない体を目指すためにも腸内環境を正常に保つことが重要で、腸には体の約6〜7割ほどが集まっており、腸内の健康は体全体の健康に直結していきます。

腸を健康に保つためには、腸にいい食べ物を食べ、ストレスのない生活習慣を送ることも必要になります。
自律神経と腸内環境も密接な関係にあり、不規則な食生活やストレスで自律神経が乱れると、腸の働きが低下してしまいます。

腸内環境が悪化してしまうと、免疫機能も落ちてしまい、ウイルスや細菌数の侵入を防ぐことができずに、風邪など体全体の不調のきっかけにもなるのです。
腸を整えるためにも日々の食事内容を意識していき、腸内環境の改善に取り組んでいきましょう。
食物繊維を意識していく
食物繊維は、腸内環境を整えるために欠かせない栄養素です。
便通を改善し、有害物質を体外に排出することで腸をきれいに保ち、免疫力の維持や生活習慣病の予防にもつながります。

成人に必要な食物繊維の目安は1日あたり20〜25gですが、実際には不足している人が多いのが現状になり、意識して食事に取り入れることが大切です。
食物繊維には大きく分けて「不溶性」と「水溶性」の2種類があり、不溶性食物繊維は野菜や豆類、きのこ類、穀物の皮などに多く含まれ、便のかさを増やして腸を刺激し、排便を促す作用があります。
一方で水溶性食物繊維は海藻や果物、こんにゃく、大麦などに豊富で、水に溶けてゲル状になり、血糖値の急上昇を抑えたり、コレステロールを下げたりする働きがあります。

腸内の善玉菌のエサにもなり、腸内フローラを良好に保つ効果をもたらしてくれます。
この2種類はどちらか一方に偏るのではなく、バランスよく摂取することが理想で、「不溶性:水溶性=2:1」の割合が推奨されており、野菜や穀物に加えて、海藻や果物を組み合わせると自然にバランスが整うのです。
朝食をしっかりと食べる
朝食をしっかりと食べることは、腸の働きを活発にし、1日のリズムを整える大切な習慣です。
朝は腸が一番よく動く時間帯とされており、このタイミングで食事をとることで腸のぜん動運動が促され、自然と排便習慣につながるのです。

排便がスムーズに行われると腸内環境が整い、便秘の予防や有害物質の排出にも役立ちます。
また、朝食には食物繊維や発酵食品を取り入れると、善玉菌を増やして腸内フローラを改善し、免疫力向上や疲れにくい体作りにも効果的です。
キウイで食物繊維を補給
キウイは、手軽に食物繊維を補給できる果物として非常に優秀な食材で、1個に含まれる食物繊維は約2〜3gで、特に水溶性と不溶性の両方をバランスよく含んでいるのが特徴です。

不溶性食物繊維は腸を刺激して便通を促し、水溶性食物繊維は腸内で発酵して善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えてくれるのです。
また、キウイにはビタミンCやカリウムも豊富で、免疫力アップやむくみ予防にも役立ち、朝食に1〜2個を取り入れれば、腸の動きを活発にし、快便習慣をサポートできます。
水を飲んで便秘を解消
便秘を防ぐためには、水分補給も必要で、体内の水分が不足すると腸の働きが鈍り、便が硬くなって排出しにくくなります。
特に高齢になると腸の動きも弱まりやすいため、意識して水を摂ることが重要です。

目安としては、1日に体重1kgあたり25〜30mlを飲むとよいとされ、体重60kgの人ならおよそ1.5リットルから1.8リットルが必要になります。
ただし、一度に大量に飲むのではなく、こまめに分けて補給することがポイント、注意するのが、冷たい飲み物をたくさん摂ると腸が冷えて働きが鈍り、体温の低下も招きます。

そのため、常温の水や白湯を選ぶと腸にやさしく、便通改善に役立つので、毎日の水分補給を心がけ、腸内環境を整え、便秘の解消や予防に大きな効果を発揮していきましょう。
主食で食物繊維をプラスする
主食から食物繊維を補う工夫は、腸内環境を整えるうえで必須になり、不足しがちな水溶性食物繊維を効率よく摂るために、大麦を取り入れることはとても効果的です。
大麦に含まれる水溶性食物繊維の代表格が「βグルカン」で、これは腸内で善玉菌のエサとなり、腸内環境を改善し便通を促す働きを持っています。

さらに、糖や脂質の吸収をゆるやかにする作用もあり、血糖値やコレステロール値の安定にも役立ちます。
普段の白米に大麦を混ぜて炊くだけで、無理なく毎日の主食から繊維をプラスでき、味わいも香ばしさが増して食事の楽しみにもつながります。

主食を工夫することは、腸活や生活習慣病予防の基盤づくりにも直結するので、日常に取り入れやすい方法で、不足しやすい食物繊維を自然に補っていきましょう。
消化にいいものを心がける
お腹の調子が悪いとき、食欲が落ちてつい食事や水分を控えがちですが、これはかえって逆効果になります。
腸がしっかりと働くためには、適度な栄養と水分が必要であり、何も入れない状態が続くと腸の動きが鈍り、回復も遅れてしまうのです。

そこで意識したいのが「消化に良いものを選ぶ」という習慣です。
例えば、おかゆやうどんなどのやわらかい炭水化物は胃腸への負担が少なく、体にやさしく栄養を補うことができるのです。
また、白身魚や豆腐、卵などはタンパク質源でありながら消化がよく、体力回復にも役立ちますが、脂っこい揚げ物や香辛料が強い料理は腸を刺激し、症状を悪化させる原因になります。
極端な糖質制限はやめていく
糖質制限は健康維持に役立つ一方で、極端に糖質をゼロにしてしまうことは体に悪影響を及ぼします。

糖質は脳や体を動かすための大切なエネルギー源であり、完全に断つことで疲労感や集中力の低下、便秘などの不調を招きやすくなります。
特にシニア世代では体力の低下や代謝の乱れにつながることもあるため注意が必要です。
また、糖質を含む食材の中には食物繊維やオリゴ糖を多く含み、腸内環境を整える役割を果たすものもあります。
例えば果物や芋類、豆類には腸を活性化する栄養が豊富に含まれており、適度に摂ることで便通改善や免疫力向上にもつながります。

大切なのは「糖質を完全に排除すること」ではなく、「質の良い糖質を選び、量を適切にすること」です。
白米よりも雑穀米、大量の砂糖よりも果物の自然な甘みを選ぶなど、工夫をしながらバランスの良い食生活を心がけましょう。
下剤に頼る前にプチ断食
便秘が続くと、つい下剤に頼ってしまいがちですが、常用すると体が慣れてしまい、次第に効き目が弱まり、量が増える悪循環に陥ります。
さらに、腸の自発的な働きが低下し、本来の排便リズムが崩れてしまう恐れもあります。そこでおすすめなのが、下剤に頼る前に「プチ断食」で腸をリセットすることです。

例えば、夕食を軽めにしたり、思い切って控えることで、腸に休息時間を与え、翌朝の排便を促すことができるのです。
特に消化に時間のかかる脂っこい食事や夜遅い食事は避け、野菜スープやおかゆなど消化に良い軽い食事を心がけると腸がスムーズに動き出します。
無理な断食ではなく、日常生活に取り入れやすい範囲で行うことが大切で、腸を休ませることは、便秘解消だけでなく腸内環境の改善にもつながっていくのです。
まとめ
腸内環境は免疫機能や自律神経と深く関わり、疲れやすさにも直結し、腸を整えるためには、まず食物繊維を意識して摂ることが重要で、不溶性と水溶性をバランスよく20〜25gを目指すことで排便と腸内フローラの改善が進みます。
朝食は腸のぜん動運動を促す絶好のタイミングで、発酵食品や食物繊維を取り入れることで快便につながり、さらにキウイや大麦などは善玉菌のエサとなり腸活に有効です。

また、便秘対策には水分補給も欠かせず、常温の水や白湯をこまめに飲み、腸が弱っている時はおかゆや白身魚など消化に良い食材を選び、極端な糖質制限は避けて適度な糖質と腸のエネルギー源を確保しましょう。
便秘が続く場合は下剤に頼る前にプチ断食で腸を休ませリズムを整え、毎日の小さな積み重ねが腸を元気にし、疲れにくい体づくりにつながっていきます。

最後まで見ていただきありがとうございました。
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