こんにちは、たくやです。
福岡県で終活アドバイザーをしており、老後お金の不安や健康の悩みの解消、副業や資産運用をして年金+αお手伝いをしています。
今回は、シニア層の6割が悩む おしっこトラブルの話になります。
最近旦那がトイレ問題で
悩んでいるみたいで
おしっこトラブルは年齢と
共に増加しますから放置注意です
増加するのね
私も注意しなきゃ
恥ずかしいから
言わないで悪化することも
あるんですよ
頻尿、夜間頻尿、尿もれなど年齢と共にトイレの悩むを訴える人は多くなり、50歳を超えると約6割の人が悩み、夜にトイレに起き、睡眠にも悪影響が
しかし、トイレの悩みは恥ずかしく思ったり、歳のせいにしてしまい放置気味に、いつまでもトイレトラブルから解放されず、日々体を弱らせていく事につながります。
トイレ問題は日常生活だけでなく、出先でも気になり、トイレがちゃんとあるか、どこにあるかなど不安が多くなり家に引きこもりがちになる事も
まずは、トイレ問題について知る事から、知る事で対策や改善に繋がりトイレ問題も心配がなくなります、今日からトイレを気にしない終活ライフを送りましょう
知らないや放置はやめていき
まずは症状を知り対策を
排出に大きく関係するトイレ
今不調の場合早めの対策を
目次
トイレの3大トラブルを知ろう
歳のせいにしがちなトイレの悩みで多いのは、おしっこがちょっと漏れる「尿もれ(尿失禁)」トイレにすぐ行きたくなる「頻尿」夜中にトイレに何度も行く「夜間頻尿」
尿失禁は4つに分けられ、「腹圧性尿失禁」、椅子から立ちあがる時やくしゃみをした時など、お腹に力が入った時に少し漏れてしまう症状
40代以上の女性に多く見られ、女性に多いには男性よりも尿道が短く、骨盤腔(こつばんくう)が広いという構造的な問題が大きく関係しています。
2つ目は、「切迫性尿失禁」これは膀胱が過敏になり、少しの刺激で尿意を感じる事で漏れてしまう症状、急にトイレへ行きたくなる「過活動膀胱」の一種になります。
3つ目に「溢流性(いつりゅうせい)尿失禁」この症状は膀胱の神経が鈍り、尿が溜まっている感覚が分からず、パンパンになり失禁
男性に多い症状で、「前立性肥大症」や「神経因性膀胱」によって引き起こされると考えれ、放置すると腎臓に影響が及ぶので早期治療を
4つ目は「機能性尿失禁」体の動きや認知の機能が落ちトイレまで間に合わない、トイレの場所が分からないといった状態に
高齢者の方に多く、トイレまでの道筋を確認したり、排泄までの時間を計算することも重要に、また認知症の方でトイレが分からない場合も含まれる症状になります。
頻尿とは、朝起きてから就寝までの排尿回数が8回以上の場合を指しますが、人によって変わるので8回以下でも頻尿と感じる人は頻尿になります
夜間頻尿は就寝中に1回以上トイレに起きる事、この夜間頻尿はおしっこの悩みの中で危険になり健康寿命を縮める原因にも繋がってしまいまいます。
① 簡単に健康のバロメーターを知る
研究の結果では人間に関わらず、哺乳類、動物の排尿時間は約21秒、動物の種類や体格、食習慣に関わらず、この時間に落ち着いたそうです。
哺乳類は体の大きさに関わらず、膀胱が空になるまでの時間になり人間も膀胱に異変がなければ、この時間に落ち着きます。
しかし、年齢を重ねて膀胱付近の筋肉が緩んでくると、30秒前後になり、更に時間がかかる方はおしっこを出す機能に何らかの問題がある場合もあるので、病院に受診を
② 膀胱が老化をしていくと
おしっこトラブルの原因でまず考えられるのが、加齢による膀胱の老化現象、膀胱の周りは排尿筋と言う筋肉で取り囲まれています。
膀胱は様々な靭帯で吊り上げられ、骨盤底筋群によって支えられ、排尿菌には緩む事で尿を溜め込んで、収縮して出すという働きがあります。
しかし、この排尿筋も加齢と共に筋力が低下していき、25歳をピークに年々1~2%の割合で失われ、60歳を過ぎると筋力低下スピードは倍になります。
また、加齢と共に動脈硬化などで血管が衰えて血流が悪くなると、筋肉の動きが更に悪くなり、伸縮性のない風船のような膀胱に変わってしまうのです。
そうなってしまうと、膀胱の伸び縮みが悪くなるだけではなく、尿を貯める機能も悪くなり、以前のように量もためれず、少量で水がたまります。
膀胱が衰えると、尿を出しきれずに残ったり、排尿の回数が増加、尿の出方も悪くなりトイレに何分も滞在してしまうようになります。
衰える筋肉は排尿筋だけではなく、尿道括約筋も衰えて動きが悪くなる事で、おしっこの出口をうまく閉めれず排尿のコントロールも不安定に
特に女性の場合は尿道括約筋と靭帯が緩む事により、尿道が上下に激しく動いてしまい、男性よりも尿が漏れやすくなるので注意が必要です。
③ 過活動膀胱は年々増加中
過活動膀胱は、膀胱に尿が十分にたまっていないのに、自分の意思とは関係なく、膀胱が勝手に縮んだり、過敏な動きをしてしまう症状に
主に、急にトイレに行きたくなって、おしっこが漏れそうになったり、昼夜関係なくトイレに行く回数が増加、最悪の場合、その場で失禁をしてしまう事も
ガイドラインによると、過活動膀胱の推定患者数は約800万にいるとされ、その中で尿失禁を伴う患者数は約430万人と言われ、今後も増加傾向に
過活動膀胱の原因の約2割は神経の障害から起こる「神経因性」、約8割は神経の障害なく起こる「非神経因性」に
神経因性は、脳梗塞やパーキンソン病などの脳疾患、脊髄損傷や多発性硬化症など脊髄疾患などから発症、引き起こされます。
非神経因性は、女性の場合は骨盤底筋群のトラブルから起こる事が多く、加齢や出産により膀胱、子宮、尿道を支える筋力が弱くなり、傷つく事で起こりやすくなります。
男性の場合は、前立腺肥大により膀胱の筋肉が異常をきたし、少しの刺激にも敏感に反応、膀胱の出口を防いだり、血行不良から膀胱が変形してしまい過活動膀胱を引き起こします。
④ 男性に多い前立腺肥大症とは
男性特有の原因として考えられるのが「前立腺肥大症」男女のトイレの仕組みの決定的違いが、膀胱のすぐ下に位置した尿道を取り込んでいる前立腺の存在
前立腺は男性だけにあり、精液の一成分である「前立腺液」を作る生殖器の一部、前立腺肥大は、この前立腺が卵やミカン、ソフトボールの大きさに肥大する事
前立腺肥大症は、3段階で進行していき初期段階では、それほど圧迫されていない段階でトイレに行けば膀胱は空に
しかし、肥大した前立腺が膀胱や尿道括約筋を刺激すると、頻尿の症状が現れ、中期になると尿道が圧迫されて残尿感を感じるようになります。
尿が出きらず膀胱に尿が残るため、トイレに行く回数も増えて症状が進行すると、尿が出なくなる「急性尿閉」や「尿路感染症」をひき起こします。
末期では、尿がなかなか体の外に出てくれずに、膀胱はパンパンの状態が持続し、たまった尿が圧迫された尿道から滴り落ちる溢流性失禁に陥ります。
ここまで症状が進行してしまうと、尿を作る腎臓にまで影響を与え、尿の行き場がなくなり、腎臓に尿が逆流し機能不全や水腎症による腎不全に陥ります。
この段階になる前に対策が必須になりますが、健康診断で排尿や前立腺肥大の検査はありませんので、トイレの回数や残尿感が出てきた際には、まず病院に
⑤ 夜間の頻尿の原因
夜間頻尿の主な原因になるのが、「夜間多尿」「膀胱蓄尿障害」「睡眠障害」が考えられ夜間頻尿は、夜寝ている間に作られる尿が多い状態の事を言います。
1日に作られる尿量のうち、夜間に作られる尿量の3分の1を超えると夜間多尿とされ、就寝前に水分の摂り過ぎてしまい、睡眠中に体内の水分が多い為、トイレにおきます。
次に、加齢による筋肉の老化、運動不足が重なると夜間に作られる尿量が増加、筋肉量も低下していき、日中に下半身に水分がたまりやすくなります。
そして、就寝時に横になると重力の影響が減って足にたまった水分が血管に戻り、更に、血管内に増えた水分が心臓を刺激
血液を腎臓へ多く供給し、増えた水分を外に出すために尿が作られ、睡眠の途中で排出に起きてしまうようになるのです。
睡眠の前には、多量の水分補給は控えていき、お風呂でふくらはぎや太ももをほぐして、睡眠時の排尿を出来るだけ防いでいきましょう。
⑥ 朝の尿の色が薄くなる
加齢と共に夜中に作られる尿が、増える理由に抗利尿ホルモンの分泌量の減少があり、このホルモンが、体の水分量を調整するために腎臓に働きかけ、水の再吸収を促します。
分泌量は日々変動し、通常は日中に少なく夜間に多く分泌、抗利尿ホルモンが夜中にしっかりと分泌されると、日中ほど尿を作られなくなります。
夜中に作られる尿が減る事で、夜中トイレに起きる事なく朝を迎えられ、朝の起き抜けの尿の色が濃くなります。
色が濃くなるのは、抗利尿ホルモンによって水分量が減り、尿の成分に占める水分の割合が減少、しかし、加齢と共に分泌が減り尿が増え、翌日の尿色が薄くなります。
更に血圧も関係し、加齢によって血管の弾力性がなくなると、血管壁にかかる収縮期圧力が高くなり、体内に塩分を溜め込みます。
ため込んだ塩分は、血液中の塩分濃度を一定に保つために尿として体の外に排出されるのですが、高血圧になると、日中の尿では排泄が間に合わず
加齢もプラス要因になり、ホルモン分泌が上昇し高血圧になると、腎臓への血液の量が増え、夜に尿を作り、夜間頻尿の原因に繋がってしまうのです。
⑦ 睡眠と膀胱のつながり
夜間頻尿の原因である膀胱蓄尿障害は、膀胱に尿がためれない為に夜中にトイレに行ってしまい、これも、老化、過活動膀胱、前立腺肥大症から引き起こされます。
そして睡眠障害、夜中にトイレに行く回数が増える事で、寝付けたとしても眠りが浅く再び眠りについたとしても、睡眠の質が良いとは言えなくなります。
健康な方も、年齢を重ねると睡眠が浅くなり、中途覚醒や早朝覚醒が増加、朝居眠りが夜間頻尿に繋がるのは、目が覚めると膀胱が敏感に反応
夜中に何度もトイレに行く事で、その都度目が覚めてしまうようになり、眠れなくなると更に、夜間頻尿が加速しメンタル面にも支障をきたします。
人の体には、体の機能を維持するための各種ホルモン分泌リズムである「サーカディアンリズム」が乱れ、リズムが崩れると生活に必要なホルモン分泌が乱れるのです。
スウェーデンでの実験では、夜中にトイレに3回以上トイレに起きる人は、2回以下の人の2倍以上も死亡率が高いことが判明
国内の研究でも、夜間に2回以上トイレに起きる人は、1回以上の人と比べて死亡率が1.98倍になるという報告もあります。
夜間頻尿が慢性化してしまうと、睡眠の質が常に悪い状態になり、日中の意欲や集中力が低下し、疲労も溜まり、感情のコントロールも難しくなるのです。
他にも、夜間のトイレにたどり着くまでに転倒し骨折のリスクも増加、アメリカの研究では夜間のトイレは日中よりも1.28倍高くなる事もわかっています。
夜間のトイレから転倒し寝たきりという例も少なくはありません、夜間にトイレの回数が増えてきた方は、病院を受診し対策、改善をしていきましょう。
まとめ:頻尿は早めの病院受診を
トイレトラブルの事が分かってきたわ
今日から不調があったら病院ね
知らないは不安になります
まずは知る事が重要に
本日は、シニア層の6割が悩む おしっこトラブルの話を解説していきました。
人生100年時代と言われるようになりましたが、長生きをで出来ても健康や元気でなければ、人生を存分に楽しめなくなります。
今、夜間にトイレへ行くことが無いという方も、尿もれや頻尿の症状がある方は、夜間頻尿と原因が重なる事があるので対策が必要になります。
まずは、今のトイレの回数や水分量や生活リズムを見直してみましょう、食事での水分の摂り過ぎやお酒の飲み過ぎなど原因が見えてきます。
トイレの悩みを恥ずかしがらずに、誰にでもある事だからこそ病院に相談をしていき、早期発見と早期治療に努めて健康で不安のない終活ライフを送っていきましょう。
以前よりもちょっと異変を
感じたら病院へ
最後まで見ていただきありがとうございました。
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