こんにちは、たくやです。
福岡県でミライフ(人生再スタート)アドバイザーをしており、老後お金の不安や健康の悩みの解消、副業や資産運用をして年金+αお手伝いをしています。
今回は、悪者じゃないコレステロール 正く認識してミライフの健康管理の話になります。

健康診断で血圧と血糖値はわかるけど
コレステロール値がイマイチわからないわ

健康診断の3大値ですね
コレステロール値は理解も重病予防に必須です

種類が何種類かあって数字の
見方とかもわからないのよね

確かに数種類ありますね
まずはコレステロールのことを把握していきましょう
健康診断で「コレステロールが高め」と指摘された経験のある人は少なくなく、コレステロールは体にとって必要な脂質の一種であり、細胞膜やホルモンの材料にもなります。

しかし、悪玉(LDL)コレステロールが多すぎると血管の壁に蓄積され、動脈硬化を進行させる原因となります。

現代の食生活では、知らず知らずのうちに脂質や糖質を過剰に摂取し、コレステロールバランスが崩れやすくなっています。

重要なのは、薬に頼る前に、毎日の食事や運動、生活習慣を見直すことです。
コレステロールを自然に下げることを意識していき、血管を若々しく保ちミライフ中に不調知らずの生活リズムをとっていきましょう。

・コレステロールは完全悪ではない
・体にコレステロールは必須
・コレステロール値が増えていくと

コレステロールを悪と思わず
上手に付き合うことが重要になります
目次
コレステロールは悪者ではない
コレステロールというと「悪いもの」という印象を持たれがちですが、実際には人体にとって欠かすことのできない重要な脂質のひとつです。

すべての細胞膜を構成する成分であり、細胞の柔軟性と安定性を保つ役割を担っています。
また、性ホルモンや副腎皮質ホルモン、ビタミンD、胆汁酸といった、生命活動に不可欠な物質の原料でもあります。

体内のコレステロールは、食事から摂取されるほか、肝臓で合成され、食事から摂取されるのは全体の2〜3割で、残りは体内で自ら作り出しています。

このため、食事の内容に加え、体質や代謝のバランスもコレステロール値に大きく影響するのです。
脂質は水に溶けないため、血液中では「リポタンパク」と呼ばれる粒子に包まれて運ばれます。

小腸で吸収された食事由来の脂質は、「カイロミクロン」というリポタンパクに包まれ、リンパ管を経て血液中に入ります。

このカイロミクロンの中には、中性脂肪やコレステロールが含まれており、中性脂肪は体内で分解されて脂肪酸となり、エネルギー源として利用されます。
一方、肝臓で作られたコレステロールや中性脂肪は、「超低比重リポタンパク(VLDL)」という形で血中に送り出されます。
VLDLは筋肉や脂肪組織に脂質を届けた後、「LDL(悪玉コレステロール)」に変化し、細胞にコレステロールを供給します。

このLDLが増えすぎると、血管の内壁に沈着し、動脈硬化の原因となるため「悪玉」と呼ばれるのです。
しかし、LDLも本来は必要なものであり、過剰にならなければ正常な働きをしているにすぎません。

そして、この余ったコレステロールを回収して肝臓に戻す役割を担っているのが「HDL(善玉コレステロール)」です。

HDLは血管の掃除屋として、血中の余剰コレステロールを集め、動脈硬化を予防します。
コレステロールの70%は体内で生成
コレステロールというと、食事から摂るものという印象が強いかもしれませんが、実は体内でも盛んに作られている物質です。

人間の体が1日に必要とするコレステロールの量は約1〜2グラム。
食事から摂取されるのは全体の30%程度にすぎず、残りの約70%は肝臓や小腸、皮膚、副腎などの臓器で合成されています。

体はコレステロールの必要量を常に監視しており、足りないときには合成を増やし、摂りすぎたときには合成を抑えるという、自己調整機能を備えています。

つまり、食事で多少コレステロールを多く摂っても、健康な状態であれば体内のバランスによって調整されるのです。
しかし、この調整機能は生活習慣の乱れや加齢、運動不足、肥満、過剰なアルコール摂取などにより徐々に弱まっていきます。

すると、体は必要以上にコレステロールを作り続けてしまい、血中のコレステロール値が高くなってしまうのです。
大切なのは、「コレステロール=食事由来」と短絡的に考えず、自分の代謝能力や生活習慣全体を見直すことです。

血中コレステロールを健康的に保つには、食事だけでなく、適度な運動や十分な睡眠、ストレス管理などを組み合わせて、体の調整機能をしっかり働かせる環境を整えることが重要です。
善玉は高くても低くてもNG
一般的に「善玉」と呼ばれるHDLコレステロールは、血管内の余分なコレステロールを回収して肝臓に戻す役割を担っています。

一方で「悪玉」と呼ばれるLDLコレステロールは、全身にコレステロールを届ける重要な働きをしています。
両者は対立するものではなく、互いに連携しながら体内の脂質バランスを保っているのです。
HDLの基準値はおおよそ50〜60mg/dLとされており、40mg/dL未満になると「低HDLコレステロール血症」と診断され、動脈硬化のリスクが高まります。

このため、HDLは「高いほど良い」と思われがちですが、実は80mg/dL以上になると注意が必要です。
HDLが極端に高い場合、「CETP欠損症」という遺伝的な体質が関係している可能性があります。
CETP(コレステリルエステル転送タンパク質)は、HDLとLDLの間でコレステロールをやりとりする役割を果たすたんぱく質です。
このCETPが欠損すると、HDLが体内に蓄積されすぎてしまい、バランスが崩れてしまいます。
CETP欠損では、HDLの見かけの数値は高いのですが、実際には回収機能が正常に働いていない場合があり、動脈硬化や心血管疾患のリスクが下がらないことも報告されており、HDLが高い=安心とは限りません。

コレステロールの健康管理では、LDLやHDLの数値だけでなく、そのバランスと働きの質が重要になります。

危険視されている超悪玉LDL
一般的に「悪玉」とされるLDLコレステロールですが、実はその中にも質の違いがあり、特に注意すべきなのが「小型化LDL(スモール・デンスLDL)」と呼ばれるタイプです。

これは通常のLDLよりも粒子が小さく密度が高いため、「超悪玉」とも呼ばれることがあります。
小型化LDLはその小ささゆえに、血管の内壁に侵入しやすく、しかも血液中で酸化されやすい性質を持っています。

酸化されたLDLは、動脈硬化を強く進行させる原因となり、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクを大きく高めるのです。

つまり、LDLの“量”以上に“質”が問題とされるようになってきたのです。
この小型化LDLは、中性脂肪が高く、HDL(善玉コレステロール)が低い人に多く見られる傾向があります。
糖質の多い食事や運動不足、肥満など、生活習慣の乱れも関係しているといわれています。

一般的な健康診断では小型化LDLを直接測定することはできませんが、動脈硬化の進行リスクが高いと判断された場合や、LDLが正常でも心疾患リスクが疑われる場合には、医療機関で「スモール・デンスLDL測定」や「LDL粒子分析」などの特殊な検査が行われることがあります。

食後高脂血症の恐れも
食後高脂血症とは、食後に増加した中性脂肪が通常より長く血中に残る状態を指します。

通常、食事によって摂取された脂質は小腸で吸収され、「カイロミクロン」と呼ばれるリポタンパクに包まれて血液中を移動します。

カイロミクロンに含まれる中性脂肪は、数時間かけて分解・代謝され、エネルギー源として利用されるのが通常の流れです。
しかし、食後8時間以上経っても中性脂肪が高いままの状態が続く場合、「食後高脂血症」と診断されます。
この状態では、カイロミクロンが分解された後に残る「カイロミクロンレムナント」と呼ばれる粒子が血中にとどまり、動脈の内壁に沈着してしまいます。
これが血管を傷つけ、動脈硬化を進行させる大きなリスクとなります。
カイロミクロンレムナントは、通常のLDLコレステロールよりもさらに血管に入り込みやすく、酸化されやすいという性質を持っています。

そのため、血中に長く残ることで、心筋梗塞や脳卒中といった重篤な疾患を引き起こす可能性が高くなります。
食後高脂血症は、特別な検査をしなくても、空腹時の中性脂肪値を測ることである程度のリスクを把握することが可能です。

中性脂肪が150mg/dLを超えている場合は、すでに脂質代謝に問題があると考えられ、日常の食習慣や運動の見直しが求められます。

食物繊維がコレステロールを減らす
コレステロール値を自然に下げる方法のひとつに、「食物繊維をしっかり摂ること」があり、注目したいのは、水に溶けてゲル状になる「水溶性食物繊維」

この水溶性食物繊維は、腸内でコレステロールや胆汁酸を吸着し、便と一緒に体外へ排出する働きがあります。
コレステロールの一部は、肝臓で胆汁酸として腸内に分泌され、脂肪の消化を助けています。

本来であれば、胆汁酸は再吸収されて肝臓に戻りますが、水溶性食物繊維があるとこれが妨げられ、結果的にコレステロールの再利用が減り、体内のコレステロール量も下がるというわけです。

理想的な食物繊維の摂取量は、1日あたりおよそ25g、しかし、現代の日本人の平均摂取量は15g前後と、大きく不足しているのが現状です。

外食や加工食品中心の食生活では、知らず知らずのうちに食物繊維が不足しがちになります。
食物繊維は、野菜類やきのこ類、海藻類、大豆製品などに豊富に含まれています。
オクラやモロヘイヤ、わかめ、こんにゃく、ごぼうなどは水溶性食物繊維が多く、コレステロール対策におすすめです。

また、水溶性だけでなく不溶性の食物繊維も腸内環境を整えるうえで重要です。

両方をバランスよく取り入れることが、コレステロールをコントロールし、動脈硬化の予防につながり、毎日の食事で、あと1品「食物繊維の多い食材」を意識的に加えてみましょう。
急性膵炎のリスクも増加する
中性脂肪が高い状態を放置すると、思わぬ病気を引き起こす可能性があり、そのひとつが急性膵炎です。

急性膵炎は、みぞおちから背中にかけて強い痛みを伴うことが多く、重症化すると命に関わることもある危険な疾患です。
膵炎の原因として知られているのはアルコールの多飲ですが、実は中性脂肪の過剰も大きなリスクになります。
中性脂肪が極端に高くなると、小腸で吸収された脂質がカイロミクロンという粒子として血中に残ります。
本来は代謝されて消費されるべきこのカイロミクロンが分解されずに血液中に多く存在すると、膵臓の毛細血管に目詰まりを起こしてしまうのです。

さらに問題なのが、中性脂肪が分解される際に発生する「遊離脂肪酸」、この遊離脂肪酸は膵臓の細胞に強い毒性を持ち、膵臓の炎症を引き起こす原因となります。

結果として、膵液(消化酵素)が膵臓そのものを消化してしまい、組織を破壊してしまうという悪循環に陥るのです。
食後高脂血症が慢性化している人や、中性脂肪が500mg/dLを超えるような場合は特に要注意です。

膵炎の予防には中性脂肪を適正に保つことが重要であり、脂っこい食事、甘い飲料、過度なアルコール摂取を控える必要があります。
まとめ:コレステロールを味方に健康管理

コレステロールのことが
把握できたから今日から改善ね

コレステロールと中性脂肪の高さに
注意しながら日々の生活を
本日は、悪者じゃないコレステロール 正く認識してミライフの健康管理の話を解説していきました。

・コレステロールをしっかりと把握
・小型の悪玉コレステロールに要注意
・中性脂肪の摂り過ぎは病気の元に
高血圧、高血糖と同じくサイレントキラーと呼ばれる脂質異常症、健康診断で高めの数値を言われる前に注意が必要になります。

高血圧、高血糖、中性脂肪値に加えてウエスト周りの数値が一定以上になると、メタボリックシンドロームと診断され、病気の巣窟になってしまいます。

コレステロールもただただ減らす、0に近づければ良いかというわけでなく、コレステロールがないと体が上手に働かなくなるので優位が必要になります。

今日から上手にコレステロールと付き合っていき、高い場合は食物繊維や運動などで、少しずつ下げていき、健康的なミライフを送っていきましょう。


コレステロールを味方にして
健康管理により拍車をかけましょう
最後まで見ていただきありがとうございました。
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