目次
はじめに
糖尿病や高血圧などの動脈硬化による重度の病気は、血管から始まり「血管病」とも言われ、肥満やメタボ傾向にあるため激しい運動が行えない事が多いのです。
年齢と血管年齢は比例しているとは限らず、年齢+10〜20歳という方も珍しくなく、血管のしなやかさが失われることで、病気のリスクが上昇してしまいます。

血管が老いると免疫力も大きく低下し、風邪の発症率も上がり、その回復時間も長くかかってしまい、がん細胞の転移などが起こりやすくもなるのです。
今日から血管の若返りを意識し生活習慣を改善、激しい制限を行うのではなく、今の食事を見直し小さく改善対策を行っていきましょう。

血管が変わると体質も変わる
現代では、数多くのダイエット方法が次から次へと存在し、糖質制限、カロリー制限、特定の食材を1食食べる〇〇ダイエットなど他にも数え切れません。
しかし、ダイエットの中には一時的に体重が減少するものはありますが、それは筋肉と水分が抜けているだけで、長続きせず、リバウンドしてしまう事が現状になります。

減量に成功をしたとしても、栄養が大きく不足してしまい、健康面を大きく乱し、不調の原因や免疫力の低下を招くのです。
血管を意識して減量を行うことで、健康面に支障をきたす事なく体重を落とす事ができ、体の中から変わることができるのでぜひ実践を
血管をしなやかにしていく
血管は全身の細胞へ酸素や栄養を運ぶ生命の通り道ですが、糖分や脂肪分の多い食事が続くと、血液はドロドロになり、血管の内側には脂質や老廃物が付着しやすくなります。
この状態が長く続くと血管は徐々に硬くなり、弾力を失っていき、硬くなった血管は血流が悪くなり、酸素や栄養の供給が滞ることで代謝も低下してしまうのです。

結果として脂肪を溜め込みやすくなり、太りやすい体質へと変わってしまいます。
さらに、血管の硬化は肥満だけでなく、高血圧、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、そして認知症など、命に関わる深刻な病気のリスクを高めます。
健康的にやせるためには、まずは血管の状態を今より良くし、しなやかさを取り戻すことが必要です。
血圧が上がらない体に
健康な血管は、柔らかくしなやかな弾力性を持っており、この柔らかさこそが、血圧を安定させ、全身の健康を保つための鍵となります。
血管を例えるなら、新品のゴムホースのような状態で、柔らかいホースは水圧がかかってもスムーズに広がり、流れを妨げません。

同じように、若く健康な血管は、血流が増えても柔軟に広がるため、血圧の上昇を抑えることができます。
例えば、塩分を少し摂りすぎて一時的に血液量が増えても、血管がしっかり拡張して圧力を逃がすので、高血圧になりにくいのです。
また、多少血液がドロドロ気味でも、血管の内壁が滑らかで広がりやすければ、血流が滞りにくく、血栓もできにくい状態を保ちます。
しかし、血管が老化して硬くなると、わずかな塩分や血液の粘りでも圧力が急上昇し、動脈硬化や高血圧のリスクが高まり、血圧が上がらない体を目指すには、まず血管のしなやかさを守ることが大切です。
血管が硬いと肥満に
血管が柔らかくしなやかな状態であれば、血液はスムーズに全身を巡り、詰まりにくく、血流が良いと体温も自然に上がり、代謝も高まりやすくなります。
これにより、少しぐらい食べすぎてもエネルギーとして消費されやすく、太りにくい体質を保てるのです。
さらに、栄養や酸素が肌や髪にも行き届くため、肌質は潤いを保ち、髪質も健やかで艶やかになります。

その一方で、血管が老化し硬くなると、その逆の悪影響が現れ、血管が硬いと血液が流れにくく、代謝が落ち、脂肪を燃やす力が低下し、太りやすく痩せにくい体質になってしまいます。
また、栄養素や酸素が体の隅々まで行き渡らず、肌荒れや髪のパサつきなど美容面でも悪影響が現れ、さらに血管が硬化すると、石灰化が進み、血管の壁が伸び縮みしにくくなるのです。
この状態では血流が悪化し、手足の冷えやむくみ、疲労感が増し、健康面にも深刻な影響を及ぼします。
血管の柔らかさを保つことは、単なる美容やダイエット効果にとどまらず、全身の健康維持に直結します。
血管を改善すると効果は絶大
血管は、心臓から酸素をたっぷり含んだ血液を全身へ送り出す動脈と、全身を巡った血液を心臓に戻す静脈から成り立っています。
静脈は、重力に逆らって血液を戻すために、血液の逆流を防ぐ弁を備えており、全身の隅々から血液を回収する重要な役割を担っています。

一方、動脈の多くは体の深部にあり、外見からはその状態を直接知ることはできません。
しかし、その働きは生命維持の根幹で、人間の毛細血管を含めた全ての血管をつなぐと、その長さは約10万km、地球をおよそ2周半もする距離になるのです。
この広大なネットワークの中を、24時間休むことなく血液が循環しており、その量は1分間でおよそ5リットル、1日では約7200リットルにも達します。
この循環が滞ると、酸素や栄養の供給が滞り、心臓はより強い力で血液を送らなければならず、大きな負担を背負ってしまいます。

血流が悪化すれば、動脈硬化や高血圧、心臓病のリスクが高まるだけでなく、全身の臓器や組織の機能低下にもつながります。
逆に、血流を改善すれば、心臓は負担なく効率的に血液を送り出せるようになり、酸素と栄養の供給がスムーズになるのです。
動脈硬化対策は今日から
動脈硬化は「年を取ったら自然に起こるもの」というイメージがありますが、実際には30代前後から本格的に始まり、50代頃になると症状や影響が目に見える形で表面化してきます。
さらに現代社会では、食生活の乱れ、運動不足、ストレス、喫煙、過剰な飲酒など、血管を硬くする要因があらゆる年代に存在しています。
そのため、20代でも動脈硬化が進行し、健康診断で異常が見つかることは決して珍しいことではないので、年齢に関係なく、動脈硬化の対策と改善は「今すぐ」始める必要があるのです。
血管の中には血液とともに酸素や栄養素、そして老廃物も流れています。

その血管の内側を覆っているのが「内皮細胞」で、これは各器官に必要な成分だけを選んで取り込み、不要な老廃物や有害物質を外へ排出する、いわばフィルターの役割も果たしているのです。
しかし、この内皮細胞が高血糖や高血圧、酸化ストレスなどでダメージを受けると、本来取り込むべき栄養が取り込まれなくなったり、逆に排出すべき老廃物が排出されず血管内に溜まってしまったりします。
この状態が続くことで、血管壁に脂質や老廃物が蓄積し、やがてプラークとなって動脈硬化を悪化させるのです。
血管硬くなる原因は様々
血管内皮細胞が衰える原因の一つに加齢があり、年齢を重ねるにつれて、細胞の修復力や再生力は自然と低下し、血管の弾力性も失われやすくなります。
しかし、血管内皮細胞を衰えさせる要因は加齢だけではありません、食生活の乱れ、運動不足、強いストレス、喫煙や過剰な飲酒など、日常の生活習慣が血管に与えるダメージは非常に大きいのです。
高脂肪・高糖質の食事は血液をドロドロにし、内皮細胞を傷つけやすく、運動不足は血流を滞らせ、酸素や栄養の供給を妨げ、細胞の活性を下げます。

さらに、強いストレスは交感神経を刺激し、血管を収縮させて内皮細胞に負担をかけます。
こうした要因が積み重なることで、血管の柔らかさは失われ、動脈硬化が進行してしまいます。
普段の血管状態を調べるには、頸動脈エコーや、首の血管の血流速度を測定する装置が有効です。
もし血管がしなやかさを失い、内側の血液が通る部分が狭くなっていると、血流は基準値よりも速くなります。これは血管の詰まりや硬化が進んでいるサインです。
動脈硬化ができる仕組み
脂っこい食べ物や甘いものを過剰に摂取すると、血中には脂質や糖が過剰に溢れ出し、血管の内側を覆う内皮細胞を傷つけてしまいます。
この小さな傷口から炎症物質が入り込み、それを鎮めようとマクロファージや白血球といった免疫細胞が集まります。
マクロファージは、炎症物質や体に悪影響を与える異物を見つけると、それらを捕まえて食べ、処理しようとします。

しかし、マクロファージが異物を食べた後には、消化しきれなかった残骸、いわゆる「プラーク」が残るのです。
このプラークは粥状で柔らかい状態ですが、血管内に溜まっていくと内膜が次第に厚くなり、血管の通り道が狭くなってしまいます。
通路が狭まった血管では血液の流れが悪化し、血栓ができやすくなり、血栓は血液の循環を妨げ、脳や心臓など重要な臓器への血流を阻害する危険があります。
さらに、この状態は高血圧、脂質異常症、高血糖といった生活習慣病を引き起こす原因にもなります。
まとめ
血管の健康は、体質や見た目、そして病気のリスクを左右する重要な要素になり、血管がしなやかで柔らかければ、血流が良くなり代謝が高まり、脂肪が燃えやすく太りにくい体になります。
その一方、血管が硬くなると血流が悪化し、代謝が低下して肥満や高血圧、動脈硬化などを招きます。

血管内を覆う内皮細胞は、高血糖や脂質過多、ストレス、喫煙などで傷つき、炎症やプラークの蓄積を引き起こします。
これが進行すると血流が滞り、血栓や心疾患のリスクが高まります。健康的に体を変えるには、血管の柔軟性を保ち、食事・運動・睡眠のバランスを整えることが大切です。
血管を整えることこそ、若さと健康を守る最も確実な方法になっていきます。

最後まで見ていただきありがとうございました。
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